お腹を持ち上げる
このところ息子が、うつ伏せの状態から少しお腹を持ち上げることができるようになっている。
以前から、首を伸ばす亀のように、腹這いの姿勢から上体を起こすことはしていた。
両手で突っ張ってアウアウと頭をもたげ、周囲を見渡し、疲れると首がガクガクして、ときどき重力に敗北を喫して顎を床にぶつけ、泣く。
それを体力の続くうちは繰り返す。
背筋運動のようというか、事実こんな風にして筋肉も発達していくものなのだろう。
そして最近、お腹を少し浮かせられるようになってきたというわけだ。
今にも這い這いを始めそう、と言うと少し大袈裟になるだろうが、その姿はありありと想像できた。
今日は保育園で、おもちゃを取るべく少し前進したそうである。這い這い以前の「ずり這い」と呼ばれる行動に当たるのだろうが、彼は左右への寝返りに加え、遂に十全たる二次元的行動能力を獲得しようとしている。
我が家を片付けねば、と思うのである。