2013-01-01から1年間の記事一覧

警察国家への道

今更だが、特定秘密保護法案が成立した。 この法律の問題点については、ぼくなんぞよりよっぽどしっかり語ってくれる人が多々いるだろうから、そちらにお任せしたい。ちょっと検索すれば済むことだ。なのでここでは、内心・内面の自由の問題に絞りたい。 こ…

テロリストはどっちか

もう十年ほど前になるだろうか、飲み明かした朝にふとつけたテレビで大阪府知事選の政見放送をやっていて、横になったままぼんやりと眺めていたことがあった。喋っていたのは、かなりの高齢と見受けられる爺さんの候補者だった。ただその爺さん、年齢をもの…

初めて一緒に入浴する

今日初めて息子と一緒に風呂に入った。これまでは赤ん坊用のビニールバスを使ったり、それに穴が開いて空気漏れするようになってからは大きめの洗濯バケツみたいなのを利用していたが、そろそろお試しがてら湯舟につけてみてもいいだろうということになった…

再び耳鼻咽喉科に行く

息子が三日ほど前からまた青っ洟を出し始め、一昨日には少し熱も上がった。 今日も朝ご飯を食べてからかなりの時間睡眠をとり、ああやはり体調が悪かったのかなという感じだった。ただ、正午過ぎに起きて昼食を与えた時には元気で、鼻水も止まったように見え…

アイロンがけにハマりそう

いよいよ冬めいてきた。今週は真冬並みの冷え込みになるそうである。そう、洗濯物の乾かない季節である。 寒いだけなら、少し着込んで我慢すればいいだけの話だ。しかし洗濯が乾かないという事態、これはいただけない。 息子は今9ヶ月半である。飯を食えば当…

嫁さんに語る

積ん読の消化はわりと順調に進んでいるのだが、やはりただ読むだけでは味気ないし身になるものも少ない。 そこでまあ書評というか、感想程度のものを書こうと常々思っているのだが、なかなか踏み出せないままでいる。 一つの大きな理由としては、ぼく自身の…

ポスト冷戦文学としての村上春樹

嫁さんが最近、村上春樹の『1Q84』を読んでいた。彼女の母親がしばらく前から村上春樹を好んでいるらしく、「あなたも読んでみてください」といった感じで、いつだったか送られてきた荷物に『1Q84』が同梱されていた。そのままほとんど放置されていたのだが…

日本の救急医療は崩壊しているのだろうか?

先週末から続いていた息子の症状も、火曜あたりから発熱が治まってようやく沈静化に向かい、今朝かかりつけの医者に連れていったところ、治ったとのお墨付きを得た。発疹はまだ足に残っているものの、ウイルスの活動性・感染性はなくなっていると判断できる…

熱が下がらない

息子が金曜日に発熱し、今日になっても治まらない。 金曜は39℃を超えて体温が上がり、急遽保育園も休むことになった。土曜の朝は平熱にまで下がって元気そうにしていたのだが、その後また39℃まで上がったらしい。 中耳炎の疑いがある上に高熱まで発症して苦…

長期戦も視野に入れる

息子を耳鼻咽喉科に連れていき、薬をもらってきたのがこの月曜である。 以来、嫁さんの手によってきちんと朝夕に薬を飲まされ、鼻の調子も少しずつではあるがよくなってきているようだ。たしかに、以前など朝起きると固まった鼻水で頬や口の辺りまでカピカピ…

耳鼻咽喉科に行く

この一週間ほどずっと、息子の鼻と喉の調子が芳しくないので耳鼻咽喉科に連れていった。 鼻水を拭っても、そうした先からまた次の鼻水が出てくるような具合で、一時期調子が良くなりかけてた折には鼻水の色も透明になっていたのだが、このところまたネバネバ…

運動会に参加する

今日は息子の保育園で運動会が開催されたので、朝から行ってきた。 前日から天気が危ぶまれ、実際保育園に着いた頃には小雨が落ちていたので、屋内のホールで開催かという話もあったみたいなのだが、幸いにも持ち直し、無事に園庭で行なわれることとなった。…

保育園で遊ぶ

今日は息子を連れて朝から保育園に行ってきた。 本命の目的は息子を遊ばせることではない。近々行われる運動会で、年長組の子らに逆上がりをさせなければならない担任保育士である嫁さん自身、逆上がりができないという点を克服するための秘密特訓である。で…

オトナ思春期

さっき見たCMで、グンゼが更年期のことを「オトナ思春期」と呼ぶことを提案していた。 さすがに爆笑を禁じ得なかったので記録しておく。 アホか、と。

毛髪が復活する

一部の人には福音のように響くタイトルかもしれないが、画期的な発毛剤を見つけたとか特許レベルの育毛法を開発したとか、そういうことではない。例によって息子のことである。 息子に髪が生えてきたのだ。 と言ったところでもちろん、9ヶ月にもなる息子に…

再び、ところてんとダイエットについて

関西の出身であるからなのかどうか、ところてんは黒蜜をかけて食べるものというイメージがあった。いや、実際はところてんを黒蜜で食べた具体的な記憶があるわけではなく、最近になるまで口にしたことさえほとんどなかったように思う。ただそういうイメージ…

ところてんダイエット

このところ、というかこの数年来になるのだが、体重が増えてきている。 それはもう、見て見ぬふりで押し通すこともできないほど顕著な傾向であり、結婚してからもその趨勢は一向に変わらない。 嫁さんからも何度か忘れた頃に指摘され、やんわりと減量を促さ…

知る権利の明記は一歩前進か:特定秘密保護法案について

すっかり消費税増税の陰に隠れてしまった感があるが、特定秘密保護法案をめぐる議論がかまびすしくなっていた。 法案の所管大臣である森少子化担当大臣や、菅官房長官が知る権利の明記について述べたり、政府原案にはなかった文書管理のルールを設けることが…

両生這いをする?

職場が遠い関係で、朝はあまり息子とゆっくりできず、帰ってきたときには大抵彼はもう眠りかけている。そのため、長時間じっくり息子と向き合えるのは、どうしても週末に限られてしまう。それだからこそ、と言うべきか、一週間の間に息子が果たしている成長…

iPhone 5s を買う

昨日のことである。 予約していたiPhone 5s が入荷されたという連絡があったので、仕事帰りに受け取りに行って機種変更の手続きをしてきた。 64Gゴールド。 そもそもアップル信者ではなく、パソコンはごく普通のウィンドウズ機、音楽プレーヤーはウォークマ…

解釈改憲による集団的自衛権容認に反対する

安保法制懇での審議の後、集団的自衛権容認の方向で憲法解釈を変更する閣議決定を行なう腹を安倍内閣が固めたという報道があった。 反対である。 最近テレビなどでよく見かける安保法制懇の中心メンバーの一人、北岡伸一は、事あるごとに憲法改正の手続きの…

前進する

息子がいよいよ前に進むようになった。今朝方見ることができた。 まだ這い這いには至っていない。両手を前に突っ張り、それを支えに下半身を引きずるような形で、足も十分には使えていない。それでも、これまでの前進しようとして後退してしまうような動きに…

迎えに行く

今日は嫁さんの担当のクラスがお泊り保育で手が離せないらしく、ぼくが会社を早退して息子を迎えに行った。 これまでは休みの土曜にしか迎えに行ったことがなかったのだが、平日の夕方早めに訪ねてみる保育園は、賑やかでよかった。子供らは当然のように外で…

ナチスと根源悪

善悪二元論が不毛であるというのは、今や一般論レベルの認識になってきた観があるが、それでもやはりナチスを善であるとして擁護する者は、相当に特殊な思想の持ち主と看做されるだろうし、公的領域からは排除されるに違いない。要するに、ナチスは悪である…

政治家の資質

少し前のことになるが、麻生のナチス発言問題の際に、ある外国人記者が『報道ステーション』の取材を受けていた。もう名前も所属も忘れてしまったが、取材に対するその記者の回答は概ね次のようなものであった。 「公の場でのナチスに関する言及は、否定的な…

人見知りと自己の成立

昨日今日は発熱のため休んでいるが、息子はこのところ保育園で人見知りをするようになっているらしい。 見慣れない人が赤ちゃんクラスの部屋に入ってきたりすると不安になって泣いたりする、ということだろう。 普段の息子はよく笑い、スーパーのレジに並ん…

発熱する

息子が熱を出して保育園を休んだ。 昨日の夜に測ったところでは38度3分ほど。ゼェゼェという感じで呼吸も若干苦しそうであった。 嫁さんによると、同じクラスの子供がRSウィルスに感染してこのところ休んでいたため、息子の発熱も同じ原因かと疑われた。 さ…

『風立ちぬ』感想② ~飛行機とファンタジー

先日の日記でこう書いた。「物語の縦糸をなすのは正統派と言ってもいいラブストーリーである」と。ところが宮崎駿の手になる「企画書」には次のようにある。 後に神話と化したゼロ戦の誕生をたて糸に、青年技師二郎と美しい薄幸の少女菜穂子との出会い別れを…

お腹を持ち上げる

このところ息子が、うつ伏せの状態から少しお腹を持ち上げることができるようになっている。 以前から、首を伸ばす亀のように、腹這いの姿勢から上体を起こすことはしていた。 両手で突っ張ってアウアウと頭をもたげ、周囲を見渡し、疲れると首がガクガクし…

『風立ちぬ』感想① ~倫理

一口に言えば傑作だと思う。 だがそれで片づけてしまうのもあんまりなので、感想というか、批評めいたことを書いてみる。 この作品で宮崎駿が取り組んだのは、何よりもまず倫理の問題なのではないか。そんな印象を受けた。 もちろんあらゆる作家は、その作品…