保育園で遊ぶ

今日は息子を連れて朝から保育園に行ってきた。

本命の目的は息子を遊ばせることではない。近々行われる運動会で、年長組の子らに逆上がりをさせなければならない担任保育士である嫁さん自身、逆上がりができないという点を克服するための秘密特訓である。で、彼女が鉄棒に向かって試行錯誤している間、ぼくと息子は存分に遊ばせてもらったというわけだ。

やはり広い敷地、広いホールはよい。息子が風の子として園庭を駆け回るような段階に至るにはまだ間があるが、少し進めば障害物にぶつかるような片付けられていないアパートと、気の向くままに進んでいける保育園の空間とでは、当然ながら自由度において格段の差がある。心なしか、機嫌までよさそうであった。芝生の上に落ちた枯葉など口にされるとこちらとしても焦るが、秋晴れの空の下、緑の上に寝そべりながら日向ぼっこというのは、休みの午前の過ごし方としてはなかなか極上の部類に入るだろう。

ぼくたち以外にも、家が近い園児の家族連れや、これまた子連れで日直の仕事をしにやって来た別の保育士さんなどが集まって、午前の保育園は結構盛況であり、息子もかわいがってもらっていた。

さて嫁さんの特訓の首尾はというと、縄跳びをサポーターに使ってやるとできるようになったのだが、純粋独力での逆上がりはいまだコツを掴めず、できず仕舞いのようだ。運動会まであと一週間ほどだが、頑張ってほしいものである。

ちなみにぼくも逆上がりはできない。