耳鼻咽喉科に行く

この一週間ほどずっと、息子の鼻と喉の調子が芳しくないので耳鼻咽喉科に連れていった。

鼻水を拭っても、そうした先からまた次の鼻水が出てくるような具合で、一時期調子が良くなりかけてた折には鼻水の色も透明になっていたのだが、このところまたネバネバした青っ洟がぶら下がるようになってきた。咳も前からわりと出る方ではあったが、最近は端が絡むような咳をしていた。おまけに目ヤニも出てきたとあっては、さすがに心配になるというものである。特に熱が上がったりしているわけではないのだが、鼻水をはじめとした調子の悪さが慢性化しているようなのが、気になってきた頃でもあった。鼻は耳とも密接に関わっているし、これからの季節柄ということもあり、中耳炎が何より怖い。

最寄の耳鼻咽喉専門医院に行って受付をし、40分ほど待たされて診察を受けたところ、まだ明確な診断が下せる症状が現れているわけではないものの、左耳には液体が溜まって、滲出性中耳炎になりかけているのではないかという所見であった。本格的ないわゆる中耳炎になると、耳の痛みで夜に大騒ぎしたりすることもあるようだが、息子の状態はそこまでではない。というわけで、一通り診察してもらい、耳の液を吸ってもらったり鼻の通りをよくしてもらってから、いくつかの薬を指示された。

処方されたのは次の三つである。

・タツモールドライシロップ0.5% 2週間分

気管支喘息アレルギー性鼻炎などの薬で、説明文によると、アレルギー症状を誘発するヒスタミンなどの発生を抑えるらしい。

・カルボシステインDS50%「タカタ」 2週間分

痰の切れをよくし、鼻水の排出、中耳液の排液を促す薬らしい。

・バナンドライシロップ5% 50mg 4日分

細菌による感染症の治療に用いる薬、要するに抗生物質だそうだ。

とりあえず4日間はきっちり薬を続けるように言われた。そうして症状に改善が見られたなら、律儀に2週間も薬を飲む必要はないとのことである。少し調べたところ、滲出性中耳炎というのは完治するまで長引いて、根気強い治療が必要なケースが多いようなので、息子の場合はやはりこの滲出性中耳炎というやつのなりかけなのだろうと思う。もっとも、この手のことで素人判断というのは何より禁物だし、だからこそ医者にまでかかったわけで、まずはその指示に従い、薬をきちんと与えなければ、というところである。