真珠ができる

上皮真珠種というものらしい。

歯が生え始めてきたばかりの息子だが、上歯茎の、本来は歯が生える場所ではない部分に、白く小さな塊がポツポツと。

見てきたように書いたが、今日は会社の会議で帰りが少し遅くなったため、家に着いたときには息子はすでに寝ており、ぼく自身は確認していない。上記は嫁さんからの報告である。

彼女が勤め先の保育園の同僚に聞いてみたところ、「なんとかシンジュシュ」ではないかと言われ、ネット等で調べてみると、その蓋然性が高いらしい。

ぼくも簡単に検索してみたが、皮膚や粘膜の形成過程で、細胞の一部が塊になって閉じ込められてできるものだそうだ。と言われても、わかるようなわからないような。成長の中で使われなかった要素を処理する形態の一つ、ということだろうか。真珠というくらいだから、歯の素地になるエナメル質とか関係あるのだろうか。

新陳代謝に伴って、そのうち自然に消えるものだということで、その点は安心した。

もっとも、本当に上皮真珠種であるかどうかは、まだはっきりしない。幸い、嫁さんが明日休みなので、病院に連れて行くそうである。

それにしても、わりと一般的な症状のようなのだが、実際に子供を持ってみるまで、「上皮真珠種」など聞いたこともなかった。これからもこんなことは多々あるのだろうし、その度に気を揉むのだろうな、と月並みな感想を抱くのであった。